· 

パニック障害

パニック障害

動悸、息切れ、過呼吸、しびれ、めまいやふらつき、死んでしまうかもという恐怖など、危機的状況の反応が、平常時、危機的では無い時に起こるのが、パニック発作で、

 

電車、新幹線、飛行機、車の運転、人混みや行列の中、橋やトンネル、高速道路、ショッピングモールやデパート、または自宅など、その他、外で一人で過ごす状況などで発作を経験した人が多いです。

 

 

そして予期せぬパニック発作が1度きりで終わらず、何度も繰り返すうちに、発作時の恐怖だけでは済まなくなり、平常時も発作の不安におびやかされ、生活にも望ましくない影響が表れている状態がパニック症です。

 

 

予期不安

発作がない時にもわき上がる「また、あの辛い発作が起こったらどうしょう」という強い不安を「予期不安」といい、強い予期不安は、回避行動に結びつきやすくなります。

 

 

回避行動

発作を繰り返すうちに、発作が起こった時と同じような状況が再現されるのを避けようとして、行動を変えたりする事が起こりがちです。

不安をやりすごすための工夫の1つという面はありますが、さまざまな状況を避けるようになるために、生活に大なり小なり制限が生じ、支障をきたす事もあります。

 

 

広場恐怖

パニック発作に対する強いおそれから、「パニックになった時に逃げにくい」「助けを得にくい」と思えるような状況や場所にいることに、強い恐怖を感じるようになる状態、恐怖の具体的な対象は、実際に発作を起こした事がある所だけではなく、色々です。

 

 

身の危険を感じた時に起こる反応が、危機的では無い時にも起こるのがパニック発作で、パニック障害は、自律神経では交感神経が優位、亢進、過剰、または誤作動していると考えられます。

 

 

また、脳内伝達物質のノルアドレナリンは危機管理の働きをしていて、適度に分泌していれば集中力、仕事脳に関係しますが、パニック障害は、ノルアドレナリンの出過ぎ、亢進、過剰の状態、および扁桃体の過活性で、不安、緊張、パニック障害を起こすと考えられます。

 

 

そしてノルアドレナリン自体には調整機能が無く、脳内でそれをコントルールしているのが、セロトニンです、また扁桃体の過活性を抑えるのはオキシトシンです、そして前頭前野を調整する事も大事ですので、当院では脳活性療法及び、セロトニン活性療法でセロトニン、およびオキシトシンを活性させる事、頭蓋調整などを行っています。

 

 

日頃から、規則正しい生活、十分な休養、睡眠を取りながら、緊張を和らげる事を行いましょう。

規則正しい生活、健康の3大要素の睡眠、栄養、運動(運動は、状態によって調整が必要です。)を取り心身の疲れを取る事と、

 

セロトニン活性療法を受けながら、自分でもセロトニンを活性させる太陽の光(高照度の光)、リズム運動、グルーミングを行って下さい。

 

来院時、問診、カウンセリング時など、出来るだけ詳しい事を、教えて下さい。

 

パニック発作の予兆の段階で出来る、交感神経から副交感神経に切り替えるため水分を取るなどの簡単な対処法、予期不安、広場恐怖などの対処法も、お伝えしています。

 

当院で継続的に、セロトニン活性を受けている方の多くは、パニック発作が落ち着いて、パニック障害自体も、改善の方向に向かっています。

 

 

私自身も、パニック発作の経験者で、何で急に心臓がパクパクしたり、不安な気持ちになったり、おかしくなったのかななど、頭が混乱しましたが、セロトニンの事を詳しく勉強して、あの時の事が、パニック発作だったんだなと分かりました、また何でパニック発作になったのか、セロトニンの事を勉強する事で、理解出来て腑に落ちました。