睡眠は、脳の疲労、体の疲労を取るために必要ですが、睡眠にも質の良い睡眠と、質の悪い睡眠とがあります、
質の良い睡眠では、寝る事で脳の疲労、体の疲労が取れて翌朝、スッキリ、さわやかに目覚められて今日一日頑張ろうと言う気になれますが、質の悪い睡眠では、
布団に入って目を閉じても、交感神経から副交感神経への切り替えが上手く出来ないため、なかなか寝付けない入眠障害、
夜中に目が覚めてから、なかなか寝付けない中途覚醒、
自分が寝ていたい時間より早い時間に目が覚めて、それから寝られない早期覚醒、
眠りが浅い熟睡障害などになり、
脳の疲労、体の疲労が上手く取れていないため、翌朝スッキリさわやかに目覚められずに、頭がボーっとしていたり、体もダルイ、重いなどになり、
日中も頭がボーっとしたままで、集中力の低下、ヤル気が起こらないなどの状態になり、眠れられない事、眠る事自体に不安を感じます。
私たち人間の身体は明るくなると目が覚め、暗くなると眠くなるという仕組みになっています、
眠くなるのは体内の睡眠薬とも言われるホルモン、メラトニンの働きです。
このメラトニンの働きが 脳の疲労、身体の疲労を癒す質の良い睡眠につながります。
また、メラトニンは睡眠以外にも免疫力を向上させたり、心臓血管系を保護したりする働きがあります、
そして老化の原因になる活性酸素を除去し、若返り効果もあると言われるスーパーホルモンなのです。
メラトニンの合成には セロトニンが不可決です、 メラトニンを正常に分泌させるにはセロトニンが必要です、
なぜならメラトニンの原料はセロトニンなのです、朝などに太陽光を浴びる、散歩などのリズム運動などを行うとセロトニンが作られます、
そして日が沈むと脳内でセロトニンをもとにメラトニンの合成が始まります、
夜になって明かりを消して目を閉じるとメラトニンの分泌が始まります、
次第に体温が下がり眠くなってきます、メラトニンの分泌は午前0時から2時をピークに徐々に減っていきます、
朝になり日差しを受けるとメラトニンの分泌は止まり、セロトニンの分泌が始まって脳が目覚めます、
規則正しい生活をしていれば、ほぼ同じ時間に目が覚め、同じ時間に眠くなるのです、
日頃朝起きられない寝ても疲れが取れないと感じている人はセロトニン不足、メラトニン不足の生活習慣を見直してみましょう。
引用文献 「脳からストレスをスッキリ消す事典/PHP/有田秀穂」
当院では、セロトニンを活性する、セロトニン活性療法を行っていますので、睡眠問題の方もお気軽にご相談ください。